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小粋な職人ワラジムシの登場です

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ワラジムシの絵

害虫の汚名を返上したい森の土づくり職人

見えないところでいい仕事してます。

森の中では地表に多くの落葉、落枝が堆積しますが、これらを食べて有機物を粉砕して分解する小動物がいます。あるものは土壌中にトンネルを掘って移動し、土を食べて土を耕し、攪拌(かくはん=かきまぜること)し、有機物と土を混ぜ合わせると同時に土壌中に酸素を補給しています。

このように昼夜を問わず働いて森のためにせっせと豊かな土をつくっている小動物を土壌生物といいます。このなかには、ミミズ、ワラジムシ、ダンゴムシ、ヤスデ、ダニ、トビムシ、シロアリ、コガネムシや双翅目(そうしもく=ハエなど)の幼虫がいます。

ワラジムシは姿、形が似ていることから、植物の若い芽や根を食べるダンゴムシとよく似ているので誤って処分されてしまうことがあります。ダンゴムシと間違えないで生かしておいてください。

ワラジムシの絵

ワラジムシとダンゴムシの見分け方

ダンゴムシ

(1)全体は丸みを帯びている(2)触ると丸くなる (3)背中は硬く光沢がある (4)ゆっくり歩く

ワラジムシ

(1)全体は平べったい(2)触っても丸まらない (3)背中は柔らかく光沢がない(4)早く歩く

ワラジムシとダンゴムシの写真

ワラジムシとダンゴムシの食性の違い

ワラジムシ(Porcellio Scaber) は生きている植物はほとんど食べません。一方、ダンゴムシは枯葉も食べますが、野菜や花の苗などを食べ、幼虫は特に植物の若い柔らかい部分を好んで食べるので被害が多くなります。

小さいけれど立派な職人

石をひっくり返したり、植木鉢を移動させると、すごい速さで散り散りに逃げるワラジムシに驚く人も多いと思いますが、そんな場所で地道に土を作っているワラジムシの仕事ぶりを思い出し、そっとしておいてください。彼らは土を耕し続けているのです。

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