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春から秋まで悩ましいヤマビルですが、本当のピークはいつなのでしょうか

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ピークを知る、神奈川県の戸川林道での調査

神奈川県下では9~10月が最盛期と考えられます。こちら

神奈川県の戸川林道において2013年の5月17日・7月12日・10月18日にヤマビルの生息数調査を行い、季節ごとに捕獲されたヤマビルの大きさを調べました。

その結果、 5月と7月ではヤマビルの大部分(85%前後)は中型から大型の個体(*)で占められていました。 ところが、 10月に捕獲されたヤマビルは中~大型の個体は少なく(25%)、 ふ化後数週間しかならない 仔ビル(**)の割合が75%と多くなっていました。

戸川林道のふ化個体数

中~大型のヤマビル(*)とふ化仔ビル(**)

(*)中型~大型:体長10mm以上、生体重50mg以上、後吸盤直径2.5mm以上
(**)仔ビル:体長5-6mm、生体重10mg以下、後吸盤直径1.0mm以下

大きさでヒルを分類


戸川林道では、ヤマビルの仔ビル誕生のピーク・最盛期は10月

同様な調査を津久井町の早戸川林道丹沢観光センター周辺や厚木市の弁天の森キャンプ場などでも行いました。仔ビル誕生のピークの時期が9月と少し早まっていましたが、同様な傾向を示していました。

恐らく、神奈川県下では9~10月の季節に卵のうからふ化した仔ビルが誕生のピークを迎えているのではないかと推測しています。


ヤマビルはどのように増えていくのか

通常、ヤマビルは吸血すると、1か月後に卵のうを数個産みます。

更に1ヵ月後には卵のうから仔ビルがふ化してきます。 1個の卵のうには5~10個の卵が入っています。
もし仮に、ヤマビル1個体が2個の卵のうを産んだとすると、2か月後には10~20個体の仔ビルが増えたことになります。

このことは、神奈川県下では9~10月になると、10倍以上に増えた体長5~6mmの小さいヤマビルに吸血される危険性が高くなることを示しており、丹沢に行かれる方々は吸血されないように十分な注意が必要です。

なお、この小さな仔ビルはシカ・イノシシなどの野生動物に付着して吸血しながら、運搬役となって他の場所に移動・拡散していくのではないかと考えられています。

ヤマビルの拡散


ピークを知れば防除に役立つかもしれません

そこで、枯葉・枯木や草の下に産卵したヤマビルの卵のうを死滅させるために、除草バーナーを用いたヤマビル防除を行いました。

防除については→こちら

防除作業


 

一般財団法人 環境文化創造研究所内 ヤマビル研究会 (代表:谷 重和)
住所:〒162-0055 東京都新宿区余丁町7-1
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