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ヤマビルとは?

ヤマビルの写真

まず最初に、ヒルの種類について簡単に説明します。皆さんがヒルと聞いて思い浮かべるのは池や沼など、水中にいるものではありませんか?小さい頃、水遊びをしていてヒルに吸血されことはありませんか?このヒルはチスイビルといって淡水(真水)域に生息し、魚などから吸血して生活しています。

チスイビル

しかし、この他にも登山やハイキング、キャンプなどに出かけ、知らないうちに吸血されていることがあります。靴を脱ぐと、靴下が血でベトベトになってびっくりすることがあります。こんなにひどい状態なのに、まったく気がつかなかったと驚く人もたくさんいます。これはヤマビルの仕業です。靴下の隙間からこっそり入り、いつのまにか吸血されているのです。

ヤマビルの写真

ここでは理解しやすいように便宜的に3種類に分けました。ヤマビル・チスイビルは環形動物で、ゴカイ類、ミミズ類と同じ仲間です。コウガイビルは扁形動物です。ウズムシ類と同じ仲間です。

ヒルの分類

最近、コウガイビルについての問合せが多くあります。雨上りの公園や庭で見かけることがあります。色は黒や黄色、オレンジなど様々です。長さも1mを超えるものがいるそうです。吸血はしません。


ヤマビルの生活史

葉っぱ

分類↓

環形動物(ミミズの仲間)ヒル類顎蛭目に属する

和名・英名・学名↓

ニホンヤマビル(和名)land leech(英名)Haemadipsa zeylanica japonica(学名)

色・大きさ・歩き方↓

赤褐色で背面に3本の黒い縦線・1.5cm〜8cm・前後に吸盤を持ち、しゃくとり虫のように移動

活動時期↓

気温が25度以上で雨が降っているとき、雨上がりに特に多く見られます。11月〜4月は越冬します(土壌、苔、落葉、石の下など)。

生息場所↓

水分の多い沢筋、吸血対象となる動物が通る歩道や獣道、作業のために人の出入りが多いスギ林など。

産卵↓

ヤマビルは雌雄同体です。1回の吸血から産卵ふ化までは約2か月。 1回の産卵卵のう数は1〜9個。1卵のうで1〜8個体まれます。

満腹状態のヤマビルと卵塊(らんかい)
ヤマビルと卵塊
産卵後のヤマビルと卵のう(秋田県林政課資料より)
ヤマビルと卵塊

寿命↓

2年から3年

吸血対象↓

ニホンジカ、イノシシ、カモシカなど。生息場所に人が近づくと吸血されます。

吸血方法↓

前吸盤の中央に逆Y字に3歯(顎歯という)が70〜80個並んでいます。 吸血する時はこの歯を使って皮膚を逆Y字型に傷つけてヒルジンを出して血液を固まらせないようにして吸血します。 それと同時に痛みを感じさせないモルヒネのような物質を出すため、吸血されていても気がつきません。
そのため、吸血されると血が止まらず(だいたい体重の10〜20倍の血液を吸います。驚くとは思いますが、出血量はわずかなので、人命にかかわることはありません)、衣類や靴下などが赤く染まり、後で気がつくことが多いのです。

[ ヒルジン....血液の凝固を抑制する物質(ヒルジン=C30H60O12N8) ]
歯

吸血されたら↓

こちらを参考にしてください。。

防除方法↓

市販の虫除けスプレー(雨が降らなければ3〜4時間は効果あり)を使用する。 それでは心配な方、または、山林で作業をする方・登山・ハイキング・キャンプ・渓流釣り・野生動物が多く見られる場所に住む方は、こちらを参考にしてください。

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